【孤独のグルメ】東京都渋谷区恵比寿の海老しんじょうと焼きおにぎり / さいき

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酒を飲むでもないのに、ふと居酒屋の飯を食べたくなることがある。

個人経営の居酒屋に入ると、予想以上のアタリに出会うことがある。そう、まさに「その店にしかない味」だ。

ふらりと知らない店に入りたいときは、東京・恵比寿の居酒屋『さいき』を強くおすすめしたい。ここは料理の温かさと、雰囲気の温かさ、そして接客の温かさを感じることができる居酒屋なのだ。

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店内に入ると、女性店員が「おかえりなさい」と予想外の言葉で出迎えてくれる。しかし、最初は驚くものの瞬時にしてその言葉が癒やしへと変わる。次の瞬間、帰ってきたという気持ちになるのだ。

お酒を注文すると、お通しが3品出される。これで1300円かかるのだが、損したとか、ごり押しとか、そういう感情は抱くべきではない。今回は刺身、煮物、にこごりが出たが、どれも絶品。追加で注文したいくらい美味である。

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店内に入ったら、お通しをビールや日本酒で堪能しつつ、黒板のメニューに目をやる。

強くおすすめしたいのが、海老しんじょう、焼きおにぎり、串かつ、四角豆の天ぷら、いわし丸干し、谷中しょうが。

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海老しんじょうは、必ず注文すべき料理。箸でつまんだ瞬間、そのやわらかさに驚くはず。

そして口に運んだ瞬間、そのクリーミィーな食感と広がる旨味に衝撃を受ける。柔らかいなかに、ぷりぷりとした海老の存在に気がつく。その海老のアクセントがたまらない!!

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アジフライの香ばしさも体験しておくべき味。

ソースをたっぶりとかけて、豪快にかじりつこう。

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串かつは特に逸品。串が抜かれた状態で豚肉と玉ねぎの揚げものが出されるのだが、衣がしっかりと食材を固定しており、箸でつまんでもいっさい崩れたり分裂したりしない。まずはそのまま食べる事をおすすめする。

玉ねぎの甘くて奥深い旨味を堪能できるだけでなく、豚肉から染み出る肉汁が衣の油とあわさってジャンクな美味しさを演出する。ソースをかればご飯がほしくなる最高のおかずとなる。

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シャキシャキした食感の四角豆の天ぷらも捨てがたい。

しっかりと火が通ってホクホクしていながら、四角豆特有のシャキシャキとした新鮮な食感がしっかり生きており、たまらない旨味を出す。

そんな幸せのグルメに、孤独な心も癒やされる。

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谷中しょうがも欠かせない料理のひとつ。まるで摘みたてのような状態で出される谷中しょうがは、白い部分だけをガブリとかじりついて食べるワイルドな料理。

かなり濃いめの味噌を少しつけ、酒と一緒に食べると「いま良いものを食べている」という感情が押し寄せる。パリパリとした食感がたまらない。

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いわし丸干しはご飯がほしくなる料理だが、日本酒や谷中しょうがと一緒に食べる料理としては最高の部類に入る。

骨が多いが、そんなのは気にせず、大根おろしと醤油を合わせて豪快にかぶりつこう。シンプルないわしの味が、醤油の香ばしさを生かす。

そうか、これはいわしも美味しいが、醤油の美味しさを際立たせる媒体の役割をしているのか。

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牛もつ煮込みは、お店に入ってすぐ何かを食べたいときベストな料理で、けっこうすぐに調理してくれる。

予想以上にあっさり味なので、辛口の日本酒がぴったりである。やはりここにも、谷中しょうがが一緒にあれば「あっさり味にパンチのきいた味」を轟かせ、最高のつまみとなる。

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女性店員3名と大将が1人できりもりしていた。テキパキと調理と接客をしながら、帰りには「いってらっしゃい」と送り出してくれるその優しさ。

他にはない心温まる何かを強く感じた。一度でも『さいき』に行ってしまったら、ここの常連になる日は遠くない。

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店名: さいき
住所: 東京都渋谷区恵比寿西1-7-12
営業: 17:00~24:00
休日: 土日祝

記事: 東京メインディッシュ http://main-dish.com/