ラーメン好きを唸らせる歴史ある名店・丸信ラーメン / その本家を訪れる

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北関東を中心に店舗展開をしている丸信ラーメン。その物語は、関東と東北の県境にある町・黒磯から始まった。

東北本線(宇都宮線)は上野から出発し、終着駅の黒磯まで走る。隣の駅は東北地方だ。

黒磯の風景は近代と素朴さが混じり合う。ちょっぴり寂しさを漂わせつつも、落ち着く空気が流れている。

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丸信ラーメンの本家は、駅から徒歩3分の場所にある。

黒磯駅周辺は人通りが少ないが、丸信ラーメンにポツポツと入っていくおじさん、若者、家族連れ。やはり、美味い所には人が集うものである。

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店内は、どのラーメン屋でも見た事がない独特なデザインと情緒あふれる内装。

コンクリート、木、鉄、紙、そのすべてが使いこまれ、傷つき、「色」となっている。

カウンターとテーブル、椅子、床、そして壁。そのどれをとっても「歴史」と「年季」が感じられる。ここに身を置いている自分が、丸信ラーメンが重ねてきた歴史に染まる。

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基本的にメニューは2種類しかない。ラーメンとチャーシューメンだ。

基本のラーメンに対して具の量を調節できるのが丸信ラーメンの仕組み。チャーシュー、チャーシューダブル、チャーシュートリプルなど、肉の量を3倍にまで増やせる。

ラーメン 650円
チューシューメン 800円
チャーシューをトリプルまで増加可能
メンマをトリプルまで増加可能
ネギをトリプルまで増加可能
替え玉可能

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透き通ったスープは味もクリアでアッサリに思えるが、鳥ガラ出汁と醤油が平打ち麺包囲し、じわじわと醤油の味を盛り上げる。

鳥ガラと麺は、醤油由来の旨味を生かす為の存在。スープこそが舞台の主役だ。

だが、脇役チャーシューも名演である。食べればじわっと滲むスープと肉汁。しかし肉自体にやや弾力があり、かめばかむほど旨味が弾けるスルメ状態。

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麺を差し置いてスープとチャーシューを褒めてしまったが、ツルンと心地良くながれて喉を流れ落ちていく麺は、運び出したスープの旨味を喉で感じさせてくれる。

黒磯周辺のラーメン屋は、平打ちの縮れ麺が多い。丸信ラーメンもやや縮れているが、他店と比べると縮れ度が弱い。

だけれどそれがベストな状態。思ったよりも旨味がハッキリしているこのスープには、麺が運ぶスープの量が少ないほうが濃すぎず良い。余計なスープを運ばず、適度に旨味を感じる事が出来る秀作だ。

名称 丸信ラーメン
住所 栃木県那須塩原市黒磯幸町5-2
営業 11:00~20:00
定休 月曜日

ルート
東北新幹線で上野~那須塩原~黒磯で約1時間20分(約5500円)。東北本線で上野~宇都宮~黒磯で約2時間30分(約3000円)

記事: 東京メインディッシュ http://main-dish.com/