ミルクたっぷりワンタンの店『ミルクワンタン』が絶品

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今日はお店の雰囲気と立地に合わせてテンションを落ち着かせていこうかな。まあ、テンションが高いのは私じゃなくていつも店側なんだけど(笑)。

東京都内でサラリーマンの多い街といえば、新橋、東京、そして有楽町である。

特に有楽町は、道を歩けばサラリーマンに当たるというくらい、サラリーマンだらけだ。そんなサラリーマン達の秘密基地がJR有楽町駅のガード下にあるのをご存知だろうか?

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隠れ家的な居酒屋やバーなんて腐るほどあるが、秘密基地はいくら有楽町を探したとしても、ここしかないだろう。

店名は『ミルクワンタン』
看板も『ミルクワンタン』
暖簾も『ミルクワンタン』
料理も『ミルクワンタン』
である。

長年、有楽町に勤務している人でさえ、この店の存在を知らない人がいる。それもそのはず、サラリーマンたちはこの秘密基地……いや、ミルク基地を誰にも教えたくないのだ。

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ということで、今日はミルクにワンタンや鶏レバーを入れた『ミルクワンタン』の店をご紹介。

『ミルクワンタン』は、JR有楽町駅の京橋口を出て、高架線沿いに100メートルほど歩いた所にある。有楽町のド真ん中ではあるが、街灯もろくにない路地を歩いていかなくてはらならいので、女性が一人で行くのはあまりオススメできない。女性が行くのであれば、最低でも2人で行こう。

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真っ暗な路地を進んでいくと、路地の左側に『ミルクワンタン』という看板が見える。暖簾があれば開店しているが、入る前にドアのガラスごしに満席じゃないかどうかチェック。もしカウンター席が開いていれば、メッケモン。店主や女将さんとのトークを楽しむことができる。

 私が来店したときは、丁度よくカウンター席が空いていた。
さっそく座ってミルクワンタンを注文。
店主は注文を受けてから調理を開始するので、
作り置きをしていないのが嬉しいところ。
ミルクワンタンができるまで、
隣の酔った50歳代のサラリーマン親父と談笑を交わす。

親父 あなた、ここ初めて?
筆者 そうです。美味しいミルクワンタンがあると聞いてきたんですよ。
親父 ああそう。ここはね、ろくでもない客しか集まらないんだよ。
筆者 あは、そうなんですか?
親父 だってほら、店のダンナを見ればわかるじゃん。
筆者 普通に見えますよ?
親父 ろくでもない顔してるだろ?
筆者 えっ!!
親父 まず、マトモな人生は送ってないよな。
筆者 あははは……。
親父 だからここに集まるお客はみんな、ろくでなしなんだよぉー。
筆者 でも結構人気ありますねココ。お客さん多いし。
親父 ろくでなしは、ここしか行くところないからなぁー。
筆者 いやあ、ろくでなしじゃないですよ皆さん。頑張って働いているし。
親父 ろくでなしだよ。文句あんのか!!
筆者 ……ろくでなしです!! 死んだほうがいい!!
親父 おい、殺すのはひどいだろう。
筆者 すいません……。

店内の客層を観察してみると、ほとんどが40~50代のサラリーマン。若いOLさんは皆無に等しい。いたとしても40代の女性といったところか。

なぜか、客が店主をいじめる。冗談なのだろうが、店主をいじめて楽しむというのがこの店では当たり前なのだろう。店主もニコニコしながら毒をお客に吐いて楽しんでいるようだ。

ミルクワンタンが、カウンター越しに私の前へと出される。見た感じ、ワンタンというよりも、クリームシチューである。しかも単なるシチューではなく、おでん入りのシチューだ。

具材としてスープの中に、大根、人参、鶏レバー、そしてワンタンが入っている。スープを飲んでみると、やはりミルクというよりはシチューである

いや、そのまんまシチューと言っても過言ではない。大根と人参はミルクで煮込んだのではなく、別の鍋でおでんとして煮込んだかのような味と食感だ。しかしミルクスープとの相性がバツグンによく、美味しく食べることができた。

しかし問題なのは、鶏レバーである。強烈なレバー独特の臭みを放ってるではないか。口の中に入れると、そらに強烈な臭みが滲み出てくる。しかし、これは私の食べ方が間違っていただけだと後日判明した。

実は、鶏レバーはミルクスープと一緒に食べなくてはならなかったのだ。別にそういう決まりはないが、ミルクワンタンマニアによると、スープと鶏レバーは一緒に口に含まなくてはならないらしい。

そうすることで、独特な臭みが消え、深い味わいとうまみだけが残るのだという。

最後に、この店のカウンター席で、一番右端に座ってしまったらちょっと後悔するかもしれない……。15センチとなりがトイレなのである……。しかもひっきりなしにトイレへの出入りがあり、アレが出る音やアレの流れる音に対して我慢が必要かもしれない。

店名:ミルクワンタン鳥藤
業種:居酒屋
住所:東京都千代田区丸の内3-7-9
営業時間: 12:00~22:00
定休日:日曜
席数:14席(カウンター6席、テーブル4席、座敷4席)

※記事内容は取材当時の情報です